以下引用(太字は済印が附したもの)
三橋
・・・日本人はそろそろ各種の勘違いを改めた方がいいと思います。本当の意味での中間層が太くて、それによって成長できる国というのは、世界にもう日本とアメリカしかないんです。あとは強いて言えば台湾で、残念ながら韓国はもうダメです。
我々はそれが普通だと思っていますが、そうでないパターンで経済成長する国もあり、それはそれで間違いではないわけですよ。それを、たとえばインドでカースト制度はよくないと言ったり、中間層を育てなさいとやるのは、大きなお世話なわけです。無理矢理やっても失敗して、社会がゴチャゴチャになるだけです。中国も、沿岸部の貴族階級と内陸部の植民地の支配下の人たちで完全に分かれてしまっています。
渡邉
むしろ、あれはあれでいいんじゃないですか(笑い)。
引用終了
自動車の製造に関しては大分前に「ドイツと日本」と言われていました。両国の方向は必ずしも一致はしないのですが、製品としての自動車の製造能力ではこの二国が勝者で、他国は個性などで勝負をするしかないと。
その後、フランスやイタリア、アメリカなどもそれなりに頑張っていますので、現在はどう評価されているのかは分かりませんが、「将来を見据えた開発」という点ではまだ二国が先行しているように見えます。